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草が怖い『パラサイト・バイティング 食人草』のネタバレ感想・考察/The Ruins (2008)

どーも、映画研究家の丸山です。

今回はこちらです。

引用元:https://www.imdb.com/title/tt0963794/

いまどき食人族?って空目しちゃいますが、食人草です。名前通りなら、草に食べられちゃうのかな?面白そう!ということで観てみました。(因みに『食人族』は1980年の映画です)

この映画は何ですか?

 

「草怖い」です。

 

あらすじは?

連絡の途絶えた弟を探す男が観光グループに合流し、弟を探しに行く。

目的の遺跡に着くとマヤ人に威嚇され、やむを得ず遺跡に上ることに。

やがて遺跡の草が人を襲うようになり、時間と共に生存者が減っていく。

みどころは?

この映画の見どころは、実は草ではありません。草の脅威によって生じる狂気が人間を狂わせる過程こそが本作の見どころです。

特に、リーダー格の男性の下衆っぷりが際立っています。しかしそれが面白いか?というと、また別のお話ですね。

実は対象年齢指定付きの本作には、グロい表現が出てきます。短いですが、結構トラウマな内容です。鑑賞の際はご注意を。

評価の理由

意欲的な作品ではありますが、遺跡の中の演出に違和感があります。暗すぎて何が映っているかがほとんど分からないのです。

恐らく、正体が分からないように闇に包んでしまうことで恐怖を引き出す、というホラー映画の基本テクニックの使い方を間違ってしまったのではないかと思います。

遺跡内の草は明らかに異常な行動を取りますが、実は遺跡の外を覆っている草も同じ物です。つまり、既に見えているものなのです。それをあえて暗闇で隠す必要があるのか?という疑問が生じます。単に見えづらいだけになっていますし、極端に暗くし過ぎて人間は輪郭ぐらいしか分かりません。

やりすぎなんです。暗くしすぎ。

本作の監督は、この映画が長編デビューらしいです。ホラーの演出が未熟なのか、ライティングに失敗したのか。制作過程のどこかで失敗している感じです。

そして、邦題がイマイチな感じです。

原題は『遺跡』なんです。草とか食人とか言ってません。

遺跡というタイトルなら、そこで起こること全てが恐怖の題材になります。

しかし、食人草というタイトルだと、それが主役だと期待してしまいます。その期待で観てみると、本作のメインは草ではないことが分かります。草がビュンビュン襲い掛かってくるわけではなく、どちらかというと人災の割合が大きいのです。

遺跡がタイトルだったならば、星は1つ増えるところなのですが、食人草というタイトルで期待した内容ではなかったため、低めの評価となりました。

どこで観れますか?

今ならNetflixで観れますよ。お早めにどうぞ。

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