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カンフーは偉大!『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のネタバレ感想・考察・あらすじ/Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings(2021)

どーも、映画研究家の丸山です。 今回はシャンチーです。

シャンチーとは

シャンチーは、2021年に製作されたアメリカ映画です。マーベル作品として、アベンジャーズフェイズ4に新たに登場しました。本作では、シャンチーがスーパーヒーローとして活躍する事になる始まりが描かれます。

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引用元:https://www.imdb.com/title/tt9376612/



この映画は何ですか?

 

「中井貴一と片桐はいり」です。

 

登場人物

主演:中井貴一

妹:片桐はいり

父:原田龍二

シャンチーの少年時代:霜降り明星粗品

はい、嘘です。

あまりに似ていたので鑑賞中ずっと気になってしまって・・・。
一人どころか4人も日本の芸能人に似ているなんて、こんな映画滅多にないです。

あらすじは?

プロローグ

1000年生きた初代テンリングスである父が、秘密の村ターローに住む母と出会うきっかけが描かれる。父は、ターローへの入り口を探していた。

本編

シャンチーを謎の刺客が襲撃し、ペンダントを奪われる。妹を訪ねるが、彼女のペンダントも奪われてしまう。兄弟は父の元へ連れられ、死んだ母を連れ戻す目的が明かされる。

家族はターローへたどり着き、父はダークゲートを開けてしまう。父は魂を奪われ死亡し、シャンチーは妹と共に龍の魔物を倒す。ドクターストレンジのウォンに連れられ、テンリングスに謎がある事が分かる。そして、シャンチーはアベンジャーズの一員となる。

みどころは?

カンフー

カンフーアクションの歴史は長く、俳優の体技のみならず、撮影テクニック、見せ方などが確立されています。つまり、ちゃんとしたスタッフが集まったカンフー映画にはハズレがなく、面白くないわけがないですね。

シャドーアクション

様々なアクション映画の名作で使用されている、明るい背景で逆光の俳優が、影のみが見える状態で水平方向から撮影する印象的なシーンが本作でも使われています。

ヒーロー化

暗殺者として父に育てられたシャンチーは、現在はホテルの駐車場係として働いていました。その彼が、一般人からヒーローになる過程が描かれます。とはいえ、スーパーヒーローとしての立ち位置はまだ弱い彼。

神様やモンスターやアイアンスーツなどでヒーロー活躍をしている既存の主人公と比べると、ヒーロー実績のないままアベンジャーズ入りしてしまうシャンチーは、これまでなかった新しいタイプのヒーローと言えます。

強すぎる主人公

シャンチーは体術が最強レベルで、棒術も堪能です。そこに、空も飛べて防御用にも使えて、魔法レベルの多彩な攻撃も可能なテンリングスが加わると、アイアンマン、ソー、ドクターストレンジ、ブラックパンサーの能力を一人に集約したぐらい、非常に強い力を持ちます。

しかも普通の人間ではなく、秘密の村ターローの血が流れています。スーパーヒーローとしての素質は十分に備えていますね。

強すぎる魔物

ダークゲートから出てきた魔物は魂を吸い取り、物理攻撃は全く効きません。ターロー村のアイテムは効くようです。こんなのが世界中に現れたら、アベンジャーズの攻撃は有効なのでしょうか?

少なくとも、アイアンマンの攻撃は効かないでしょう。ソーのハンマーや、ドクターストレンジの魔法ぐらいしか効かないかもしれません。恐ろしい敵が出現してしまいました。

あの人が出ている

ウォン

地下ファイトの試合になぜか、ドクターストレンジのウォンが出場しています。アルバイトでしょうか?事情は謎です。

marvel.disney.co.jp

アベンジャーズスタッフ

ウォンが出るならドクターストレンジは・・・?期待してしまいますよね。そこは内緒にしておきます。ほかに、ブルースとキャプテンマーベルが登場します。今後の展開に繋がる映画である事が分かります。

女優:オークワフィナ

コテコテの表情でコミカルな演技の彼女。どこかで見覚えが・・・と感じた人は多いのではないでしょうか。彼女は「ジュマンジ:ネクストレベル」で、中身がおじいさん役を演じています。

猫背で小股歩きする彼女は、おじいさん役の演技でそうしているのかと思っていました。本作でも猫背で、おじいさん的な歩き方をします。これは彼女の持ち味なのでしょうか?謎が深まります。

俳優:ベン・キングズレー

世界で最も偉大なハゲと言われる、ベン・キングズレーが出ています。戦闘力はゼロのコメディ担当です。彼の偉大な点は、非常に多くの作品に出演するベテラン俳優であるほか、院長役など威厳のある演技が持ち味である事です。

そんな彼がコメディを担当し、話しながら軽く斜めに傾いてピョコンと小ジャンプをするなど、誰が想像したでしょうか?ぜひ、続編でも登場して欲しいと思います。

女優:ミシェル・ヨー

美しすぎる女優、ミシェル・ヨーが出ていますね。彼女だけでなく本作全体として、アジア映画を代表する名優が数多く出演しており、アジア系俳優の本気が楽しめます。

俳優:シム・リウ

シャンチーを演じる彼は、映画ではまだ見慣れない顔です。極寒都市ハルピン出身だそうですよ。彼の顔は非常に稀なバランスで支えられています。

ハンサムなキメ顔からチャーミングな笑顔までなめらかに変化させる優れた演技力を持ちながら、「もしかして不細工じゃない?」と勘違いしてしまいそうなほど、一見するとハンサムとは遠く見える彼。

実はとても絶妙な顔立ちになっており、役柄次第では今後の活躍が期待できる俳優さんです。少し残念なのは、もさっとした髪型がイマイチな点です。白人ならこの髪型でもいいかもしれませんが、黒髪のアジア人がこのスタイルだと、あまり映えません。

過去に、ソーやキャプテンマーベルが、長髪からショートカットにイメチェンしています。今はあえてダサくしておいて、今後の作品ですっきりとした印象に変身するのかもしれません。期待しましょう。

コメディパートが笑える

冒頭で、急に「ホテルカリフォルニア」を歌って相手を戸惑わせると話すシャンチーの彼女。これは伏線なので、しっかり押さえておきましょう。最初の爆笑可能ポイントです。

他にも、冒頭のカラオケシーンも伏線です。最大の爆笑が可能なポイントなので、きっちり押さえて下さい。私はしばらく笑いが止まりませんでした。

なんとなく似ている?

テンリングスは、父が火口で見つけたそうです。映画ではさらっと語られるのみでした。偶然見つけたリングって、ロードオブザリングを思わせますね。

秘密の村ターローは独自の文化を持っており、地球より広いらしいです。となると、あそこは異世界なんですよね。龍のウロコを使用しているらしい鎧や武器は、赤く光っています。なんとなく、ブラックパンサーの舞台、ワカンダを思わせる都市です。

ブラックパンサーの主演俳優は、残念ながら亡くなってしまいましたので、今後ブラックパンサーが登場するとしても俳優が変わります。ワカンダと共通点があるターローが舞台の本作がアベンジャーズシリーズに登場したのは、ブラックパンサー役が亡くなった事が影響しているのかもしれません。

珍しい展開

本作では、シャンチーと彼女が最初から最後まで、ずっと一緒です。バトルにも参加し、決定打を放ちます。彼女はシャンチーとは違い、ただの一般人で、戦闘スキルはありません。しかし、仲良く腕を組んで魔法のドアをくぐります。

このようなヒーローは、過去のマーベルシリーズにはいませんでした。何もかも新しいヒーロー像ですね。彼の人間的な面に着目した作品として展開していくのかもしれません。

まだ癒えていないブルース

右腕を怪我している姿のブルースが映ります。これは、エンドゲームで指パッチンした時の傷がまだ癒えていないという事です。エンドゲームからあまり時間が経っていないと推測できます。

先行して公開されているドラマ「ワンダヴィジョン」の展開もフェーズ4に関わってくると予想できますが、具体的なストーリーまでは見えませんでした。

本作は、フェーズ4として具体的な展開が出てきました。

次は、「エターナルズ」ですね。

評価の理由

後半はいかにもマーベル作品らしく、とても面白かったのですが、冒頭~前半はやや物足りない気がしました。説明的なシーンが長く感じられます。監督と作品の相性がイマイチな可能性がある気がします。

しかし、ほどよく笑いが登場するバランスの良さは、ディズニーならでは。これでいいのかもしれませんね。

シャンチーの俳優は魅力的で、今後のシリーズ作品を盛り上げてくれると思います。

トリビア:マンダリン

俳優として登場する役者、ベン・キングズレーですが、実は「アイアンマン3」で同じ役柄を演じていました。もう9年前の映画なので、なかなか気づきにくいと思います。

そこではなんと、テンリングスの紋章と共に、マンダリンと名乗るテロリストとして登場するのです。

本作で明かされる事情

本作では、テンリングスの屋敷に着いた際、俳優が登場し、そこで「TVのプロデューサーに依頼されてマンダリンを演じた」旨が語られます。

しかし、マンダリンという設定と紋章は、テンリングスの事です。それを見た本物のテンリングスの怒りを買い、殺されそうになったところで演技力を買われ、毎週テンリングスのために芝居を見せているのだそうです。

こんな感じでアイアンマン3とストーリーが繋がるとは驚きですね。

どこで観れますか?

本日より、配信サイトで購入開始。後日レンタル開始予定です。Disney+では、本日から配信開始となりました。Disney+凄すぎませんか?このマーケティング戦略は、さすが世界一のディズニーですね。

何が凄いのか?

ディズニーは先日、劇場公開作品を、45日間はDisney+で配信しないという自社ルールを発表しました。このルールを、ソニーピクチャーズのお偉い様も歓迎のコメントを出しています。

何が重要かというと、そのように期間を制限しないと、映画館が赤字で苦しくなってしまうからです。映画館という文化は重要であり、単に自宅で観られるからよいというものではありません。

ディズニーの特殊性

NetflixやAmazonと異なり、ディズニーは映画の配給元でもあり、自社の配信サービスDisney+を開始しました。このような形態を持つ配給元は他にないのではないでしょうか。もしディズニーがその気になれば、映画館を無視して劇場公開と同時にDisney+で無料配信が可能です。

しかしそれでは、映画館が困ってしまいますよね。そのため、45日間というルールを発表し、月額利用者にも映画館業界にもメリットとなるメッセージを伝えたのです。ただ、本当に45日間経過後にこのように素早く新作が配信されるとは驚きです。「フリーガイ」の配信の早さにも驚きましたが、本作は更に驚きです。

年末に期待

このペースなら、11月5日から公開されている「エターナルズ」も、最速だと年末に観られるかもしれません。まさか?とも思いますが、その時期はちょうど年末です。これをきっかけに、Disney+の加入者増加が加速する事が予想されます。

最初は「ディズニー映画だけのために月額料金払わないよね」と言われていたDisney+ですが、今はFOX作品、スターウォーズシリーズ、ほとんどのマーベルシリーズ、スターチャンネルを観る事ができ、しかも新作の公開が非常に早い。ディズニー様が負けビジネスに手を出すわけがないのだという事実を、世界は目の当たりにしました。

事実、劇場に映画を観に行かなくても良くなる頻度が増えたのです。これなら、1ヶ月に1000円を払っても、決して高くはありません。むしろ節約になる映画ファンが多いでしょう。

Disney+、オススメです。