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『プロメテウス』『コヴェナント』のネタバレ感想・考察・あらすじ(2)

どーも、映画研究家の丸山です。

プロメテウス/Prometheus

プロメテウスは、2012年に製作されたアメリカ映画です。
エイリアンシリーズの前日譚でありながら、米国ではそこが伏せられていたため、内容を観てエイリアンシリーズと気づく人が多かったそうです。

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引用元:https://www.imdb.com/title/tt1446714/

コヴェナント/Alien: Covenant

コヴェナントは、2017年に製作されたアメリカ映画です。
プロメテウスの続編であり、登場人物、ストーリーが繋がっています。

前作のプロモーションに反省があったのか、本作ではAlienと付記され、エイリアンシリーズである事を隠さなくなりました。

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引用元:https://www.imdb.com/title/tt2316204/

前回の続きからです。前回の記事はこちらからどうぞ。

エイリアンは開発されたのか

コヴェナントでは、異星人は母星で暮らしていました。しかしデヴィッドによって兵器が使用され、全滅させられました。黒焦げの死体が多数ありましたが、エイリアンは生息していないようです。

あの兵器にはどのような効果があるのでしょうか。

兵器使用後は、プロメテウス冒頭の異星人のように、肉体が崩壊する様子が映ります。体から鋭利な尾のようなものが飛び出す人もいたようです。これだと、崩壊が目的なのか、エイリアン産み付けが目的なのか判断できません。

いずれにせよ、デヴィッドによって、人類の起源は絶滅させられてしまいました。これは凄い出来事ですが、映画の中ではシンプルに描かれました。
検討したい点は、エイリアンは自然の生き物か、開発されたのかです。

推測の材料はこんな感じです。

  • エイリアン研究は、母星とは別の惑星で行っている
  • 母星には、兵器に対する防御システムが一切ない

母星に存在するエイリアンを改良したのであれば、母星にエイリアン対抗用の防御システムがあるはずです。しかしデヴィッドのワンクリックで、絶滅しました。

となると、母星にはエイリアン系の生物は存在しなかったと考えられ、エイリアンは生物兵器として開発されたと推測できます。

異星人は誰も武器を使用していない事から、科学技術は進歩しているものの、文化的に武器を利用しない人達なのでしょう。そんな彼らが外的に対抗するために開発したのが、生物兵器のエイリアンなのかもしれません。

自分達は戦わず、エイリアンに戦わせるという発想は、武器を利用しない星人の文化にマッチします。

人類はゴミ

人類は、エイリアン生産のための母体として機能させる、という目的のためだけに複製されました。DNAが同じであっても、異星人にとって人類はただの器であり、対等に会話するような事は許せないのでしょう。

プロメテウスで最後の異星人が覚醒すると、異星人語で話すデヴィッドの首をもぎ取り、人間を殺し始めました。その敵対心の理由は、人類がただの器だから、という事と考えられます。

異星人はのんびり

別の惑星でエイリアン開発をしている途中で全滅してから、2000年が過ぎています。2000年ぶりに帰還した宇宙船を見て、母星の人々は歓喜していたようです。2000年もの間、のんびり待っているとは、なんというのんびり屋さんなんでしょう。

地球に人類の種をばらまいてから、20万年経過した事を考慮すると、異星人はエイリアンの開発に20万年以上かけている事になります。しかし、デヴィッドはたった10年で、異種交配によりエイリアンの完成版を開発しました。

そのように異星人がのんびりである理由として、彼らは寿命が人間より遙かに長いのではないか、と考えられます。様々な技術を有する彼らは、寿命も軽く操作できると考えられます。

人口数も計画的に抑制しているのでしょう。なんせ、人類の歴史が20万年だとして、彼らは地球にやってきて、新たな生命体を植え付ける技術を持っているのです。人類の科学の歴史は数百年もありません。

異星人は、生物兵器計画を始めてから既に20万年経過しているので、彼らの歴史は更に数十万年前から存在していたかもしれません。その長い歴史において、効率的な寿命の設定、人口の抑制を実践している事でしょう。

そこには争いもなく、武器を持って戦う必要もなかったのでしょう。

一方人類は寿命が短く、争いが絶えません。そういう環境で育ったからこそ、たった10年でエイリアンを完成できるのかもしれません。DNAが同じでも、環境でこれだけ大きな違いが生じるという事が例示されています。

見つからなかった星

コヴェナントでは、歌を受信し、オリガエ6より近くに環境の良い惑星があるのに、見つからなかったのはなぜだろう、という箇所があります。

これは、争いを好まない異星人達が科学的な対策をしており、母星が発見されないように何らかの方法で隠していたからです。プロメテウスのラストで母星に行く事ができたのは、船に行き先が設定されているからです。

歌はデヴィッドの罠

映画では示されませんが、コヴェナント号が受信した歌は、デヴィッドの罠です。地球からやってくる船が電波を受信し、星を発見できるように仕掛けていました。

デヴィッドは、自分が創造主になる事に拘っています。自分の創造主である人間の創造主=異星人達を絶滅させ、エイリアンを完成させる事で、死にゆく種と決別し、新たな種の創造主となる事を達成しました。

しかし、異星人達を絶滅させてしまったため、エイリアンを誕生させる器=人体がありません。新たな人体を手に入れるために歌を発信し、人間がやってくるのを待ち構えていたのです。

オリガエ6で起こる事

コヴェナントのラストで、人間は全員コールドスリープに入り、起きているのはデヴィッドだけとなりました。彼は、完成したエイリアンのフェイスハガーを持ち出しています。船内には、2000人の移植者が眠っています。

プロメテウス、コヴェナント、その後の3作目がもし作られていたならば、オリガエ6の生活が描かれたのかもしれません。デヴィッドは、最初からエイリアンを繁殖させる事はしないでしょう。

エイリアン繁殖のためには、人類の繁殖も並行させなければならないからです。十分に人類を繁殖させた後、エイリアン繁殖に着手する事が予想できます。最初からエイリアンを植え付けると、たった2000回で終了してしまうので、それでは物足りないでしょう。

そうすると、まずはオリガエ6で入植者に地球と同じような生活を送らせ、ある程度の長い年月を経て、エイリアンを繁殖させる事が考えられます。

初代エイリアンの卵

コヴェナントでデヴィッドが地下に行くと、見覚えのあるあの禍々しい卵が並んでいました。それは、デヴィッドが完成させた最強のエイリアンとの事。つまり、初代映画『エイリアン』に出てきたあの卵は、デヴィッドが開発したものです。

プロメテウス、コヴェナントでは、白いエイリアン、直立するエイリアン、産後直後に成体型のエイリアン、ヒトデ型エイリアンなど、複数の種類が登場しました。

しかし、デヴィッドが完成させた黒いエイリアンは、あの卵からフェイスハガーが生まれ、人体を食い破って出てきます。このスタイルは、初代エイリアンと全く同じです。

つまり、初代エイリアンは、異星人ではなく、デヴィッドが作り出したものだったのです。

ただし・・・

疑問もあります。完成版として人体から飛び出した黒いエイリアンは、初代映画エイリアン型なら、幼体のはずです。しかし、デヴィッド一押しの完成版エイリアンは、人体を食い破った直後、既に成体の形をしていました。

ここからの推測は、デヴィッド型の最強エイリアンを頂点として、初代映画に登場するエイリアンは、亜種の可能性があります。

クイーンの存在

エイリアン2では、あの卵を生み出すマザーエイリアン、エイリアンクイーンが登場しました。しかし、コヴェナントではマザーの存在はなく、地下に卵が並んでいました。

デヴィッドは、あの卵をどのように開発したのでしょうか?過去にマザーがいたのでしょうか?もしマザーなしで直接あの卵を開発したのであれば、クイーンが産卵する初代映画エイリアンは亜種であるという可能性が高まります。

亜種であるならば、人体から出た直後の姿に違いがある理由になります。

アンドロイド

各作品には、アンドロイドが随行します。
どれも、印象的な俳優さんが演じています。

エイリアン:イアンホルム

昨年亡くなったイアンホルムさん。多数の映画に出演したベテランさんです。何度も映画で見かけていましたが、エイリアンに出ていた事は、最近見直すまで気づきませんでした。

エイリアンの時点でかなりおじ様だったのに、最近でも映画に出ているので凄い高齢なんじゃないかな?と思っていましたが、昨年お亡くなりになりました。いい俳優さんでした。たくさんの出演作があるので、彼の演技を楽しみましょう。

小柄で作業服という印象的な姿で登場したエイリアンの冒頭では、パンツ一丁のほぼ全裸姿を披露しています。彼はあまり脱がない系の役者さんなので、彼の裸は貴重です。どこに映っていたか見つかりましたか?

エイリアン2、エイリアン3:ランスヘンリクセン

彼も、イアンホルム同様、エイリアンシリーズ出演時に既になかなかの年齢でした。その後、TVドラマのミレニアムで主演をしたり、デトロイトというTVゲームでCGモデルをするなど、近代的な技術への出演もする先進的な俳優さんです。

なんとまだご存命!
あまり長生きしすぎると、本当にアンドロイドなのでは?と噂されそうです。

プロメテウス、コヴェナント:マイケルファスベンダー

唯一無二な雰囲気を持つ、個性的でハンサムな彼は、2作続けて同じアンドロイドを演じています。

プロメテウスのデヴィッドは、人間に近づきすぎて自由な思考が可能、コヴェナントのウォルターは性能は改良版でありながら、人間に近づきすぎたデヴィッド版の反省から、思考の範囲は制限されました。どちらもマイケルファスベンダーが演じています。

エイリアンシリーズのアンドロイドは、破壊されて白い液体を吐くのが定番です。イアンホルムも、ランスヘンリクセンもそうでした。もちろん、マイケルファスベンダー演じるデヴィッドとウォルターも、白い液体を吐いています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

エイリアンシリーズは謎が多く、過去作と比べてその謎に迫るプロメテウスシリーズを考察してみました。今後も新作が予定されているので、更に謎が明らかになるでしょう。楽しみですね!

続きの記事

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プロメテウス単体の感想

プロメテウスの記事も別に書いていますよ。

コヴェナント単体の感想

コヴェナントの記事も、別に書いています。

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