どーも、丸山です。 これ観ました。
現在、Netflixで観ることができます。
https://www.netflix.com/jp/title/81488310
この映画は何ですか?
「三島由紀夫のドキュメンタリー」です。
良作ですか?
日本人なら誰でも名前ぐらいは知っているであろう三島由紀夫。
しかし彼が何をしていた人なのか、詳しい人となるとかなり減るのではないでしょうか。
彼については、過激すぎてTVではほとんど扱われることがないため、その映像は非常に貴重です。
そんな彼の姿をたっぷり観ることができるという点で、また彼がどういう人物であったかを知ることができるという点でも、良作と言わざるを得ないでしょう。
どんな映画ですか?
1969年に東大で行われた討論会の模様と、当時を知る人たちのインタビューを交えた、三島由紀夫の真の姿に迫るドキュメンタリーです。
といっても、彼の死は今でも謎のようなので、答えが示されるわけではなく、特に彼のことを知らない人が知るきっかけとしては良いでしょう。
三島由紀夫とは?
これに正確に答えられる人はいないと思います。
知る限りで書くと、高名な小説家、芸術家でありながら、自衛隊に体験入隊を繰り返し、楯の会を結成。テロを企てるも失敗、そして切腹死。過激すぎます。
当時の詳細は知りませんが、今観て言えることは、とにかく凄い人。生きるカリスマですね。
本作を観て、彼が頭が良すぎることはよく分かります。机をテーマに事物が云々と哲学で論じ合う部分は「学生運動関係あるのか」と思ってしまうほど別次元に行っちゃってました。
全共闘など当時のことがよく分かる人にもオススメですし、当時のことを全く知らない・三島由紀夫を全く知らない人には特にオススメだと思います。
実はゲイ
三島由紀夫が筋金入りゲイであったことは有名ですが、本作ではテーマ外のためその点には触れられていません。しかし実は少し触れられています。
東大生?が彼を馬鹿にした落書きの中で、裸の三島由紀夫が首から巨根をぶら下げたような絵になっています。恐らく、当時からゲイ疑惑が有名だったのではないかと思います。
あれだけの話術と目力で語られたら、ゲイでなくても惚れてしまうような魅力のある人なんだろうなと思わずにいられません。
関係者のプロフィールが最後に流れるのですが、彼の死の謎を50年間追い続けている、という人がいました。つまり、まだ真実が解き明かされていないわけですね。
彼の死は彼の中だけにあるようです。いつか明かされる日は来るのでしょうか。