ネタバレパラダイス

鑑賞後にお読み頂きたいブログです

Mr.タスク/Tusk(2014)

どーも、丸山です。 これ観ました。

 

B級映画の要素も強いながら、準A級的な要素も備えた、一言で表すのが難しい映画ではありますが、あえて言うならば、馬鹿映画。もしくはクソ映画。いずれも前向きな意味で。

 

ストーリーは簡単です。ムカデ人間を観たことがあるならば、それのセイウチ版と言えば概ね伝わるでしょう。セイウチに思い入れの強すぎるマッドな老人が、人間をセイウチにしたいという欲望を実践するというのが大筋です。

 

冒頭、ポッドキャスターである二人組のやり取りが無駄に長いです。あまり彼らのキャラクター描写は丁寧にやる必要がありません。ホステルのように、誘拐された後に全く自由なく殺されてしまうならば、キャラ描写は意味をなさないからです。

 

なので冒頭のつまらなさは我慢して観ましょう。因みに、ムカデ人間ほどのダーク、妄執、キチガイ、キモさ、はありません。もっとさらっとして、ブラックコメディのようなテイストです。ムカデ人間は、友人には勧めません。鑑賞注意を伝えます。しかし本作はそこまでではないので、気軽に観てもらえると思います。

 

ストーリーに全く影響のない、「愛想のないコンビニ店員JK二人組」が登場しますが、一方はあのジョニー・デップの娘らしい。

そして、怪しい探偵役の付け髭が安っぽくて逆に面白くていいなーと思ったら、この探偵の名前がギー・ラポワンテで、キャスティングを見ると役者名も同じくギー・ラポワンテ。誰だよ!w ってなるわけですが、あらすじを見ると「怪しい探偵役にジョニー・デップ」ってばらしたらつまらないんじゃねーのか!?って思ってしまいました。

 

というわけで表向き、シークレット出演みたいな感じで、大物俳優ジョニー・デップが出演しています。カメオではなく、主人公達と消えた友人を探す旅にずっと同行するため、出演時間は長いです。

申し訳ないけれど

個人的に、ジョニー・デップ作品を信用しません。ジョニー・デップが普通の人間役をやると、どうも駄作量産傾向にあります。例を挙げると、ツーリスト、トランセンデンスがあります。一応フォローすると、いい役者さんですし、嫌いなわけではないんです。ナインスゲートは何度観ても面白い名作だし、変な個性的キャラを演じさせたら右に出る者は概ねいないと思われる独特な役作り。パイレーツシリーズや、チャーリーとチョコレート工場などが該当します。アリスインワンダーランドはクソでしたが。

 

では、本作のデップがどちらに相当するかというと、「個性的な変キャラ」の方であり、とてもよく演じられています。クセの強いキャラをうまく演じているし、何より、観ていてジョニー・デップと気づきませんでした。

もう1つの理由

ジョニー・デップの評価が高くならない理由のもう1つは、大体何を演じても、「俺ジョニー・デップ感」が出ちゃうところ。いかに特殊メイクして急に出てきたとしても、あーまた出たよジョニー。って気づけるところがマイナスポイントです。特に、ファンタスティックビーストで魔法が解けて急に素顔を晒した時のジョニーが該当します。あれだけメイクを塗り塗りしていても、これジョニー・デップだよね。ってすぐ分かってしまう。演じ分け、演技力、役作りのクオリティは最高レベルなのに、メイクしまくってもジョニー・デップ感が隠せないというのはマイナスです。

 

しかし本作のギーラポワンテに関しては例外です。普通に観てもジョニー・デップだと分かりにくいです。どうやら特殊メイクまでしているそうです。髭は付け髭。眉毛もつけ眉毛です。髪型もかつらで大幅にイメージの差別化を実現しています。

 

というわけでこの映画でのジョニー・デップの「らしくなさ」は特筆すべきレベルに達しているでしょう。

 

さて。映画の内容は、老人が人間を無理矢理セイウチにしてしまうというものですが、それはまぁ、大した話ではありません。キチガイ感で行動しているというわけでもなさそうなところが面白いですね。彼の長年の思い出がそうさせたという事なのかな?という程度に理解しました。

 

ただ、非常に低評価な点が最後にあります。エンドロールにおいて、スタッフの2人が、内容について笑いながら会話する音声が挿入されるのですが、話の内容がかなり下品で、その感性で作られたのかと思うと、ちょっと受け入れがたい気持ちになりました。

 

ジョニー・デップに関しては、コンビニ女子2人のスピンオフ映画があり、そちらには引き続きジョニーの娘、ジョニー、さらに息子まで出演しているそうです。コンビニ女子はかなりいいキャラ演じてたので、少し楽しみです。