どーも、丸山です。これ観ました。
Netflixオリジナル『ドラキュラ伯爵』
全3話のこのドラマは、ドラキュラが自分の城から出て海を渡り、現代に至るまでを描いています。そして、最後はドラキュラの謎に迫ります。
これは何ですか?
「リアリティ伯爵」です。
主演は?
デンマーク人のClaes Bangです。
https://www.instagram.com/claesbang/
高貴すぎたり美男子すぎる非現実的な伯爵像とは異なり、本作は非常にリアリティの高い伯爵が演じられています。
鑑賞時間は報われる?
はい、報われるでしょう。
3話完結のため話数は少ないですが、1本が90分あり、映画1本分に相当します。そのため、映画3本分になります。シンプルながら見応えがあるので、気楽に観ることができます。
あらすじは?
1話はプロローグ兼修道院編。
2話は船上編。
3話は完結編かつ現代編。
みどころは?
展開
伯爵自身は不死であり、何百年も生きているので、各話の登場人物は毎回異なります。しかし、アガサという女性だけは特別で、実際には異なる人物でありながら、伯爵の謎に迫るという同じ運命を持った共通の人物として登場します。
3話では、なぜドラキュラには弱点があるのか?長年の謎に対し、現代的な解釈を展開し、ドラキュラ伝説に幕を閉じます。
主演
主演のクレス・バングは、少し古風な雰囲気が魅力の俳優さんです。にこっと笑った時の表情が比較的「普通にドラキュラっぽい」と言える雰囲気があり、ドラキュラ役に最適と言えます。
評価の理由
古城に住む年老いた怪物の姿から若返り、船で旅に出たり、現代でタブレットを操作してWiFiを繋いだり。本作は、従来のドラキュラとは一線を画した新しい視点で描いたドラキュラ作品です。不老不死であるならば、現代のガジェットを操作するという事はありえる話しですので、リアリティが追加されたドラキュラ映画と言えるでしょう。
最後に、なぜ太陽に弱いのか?なぜ許しがなければ他人の家に入れないのか?といったドラキュラの弱点の理由がアガサによって解き明かされ、死を受け入れるという結末はドラキュラ系としては斬新であり、非常に高く評価できる作品だと思います。
続編はある?
従来のドラキュラは、女性の血しか吸いませんでした。しかし、本作のドラキュラは、男性の首筋や手首の脈打つ血管にムラムラします。つまり、男女を問わず、血に飢えています。そんな魅力的な伯爵を演じたクレス・バングをまた観たいと思う人もいるかもしれません。
本作は、ドラキュラの死亡によって完結したので、続編の期待は薄いでしょう。人気が高ければ、スピンオフは期待できるかもしれません。
魅力的な俳優さんなので、別の作品でも観る機会があるといいですね。
違和感もある
3話でのアガサの追求にて、
「10億キロ離れている太陽で死ぬなんておかしい」
の発言には違和感があります。どれだけ遠くても太陽は太陽です。太陽が弱点なんて思い込みだという説得の仕方として、「10億キロ離れている」を理由にするのは非科学的です。
1~2話と比較して3話は現代が舞台なので、太陽と10億キロ離れているという事実を出すことが現代的で相応しいという判断だと想像します。
これ以外の理屈は妥当であったため、太陽では死なないという説明だけが不思議に感じられました。
どこで観れますか?
Netflixオリジナルなので、Netflixでどうぞ。