ネタバレパラダイス

鑑賞後にお読み頂きたいブログです

ミスミソウ

どーも、丸山です。

 

これ、Netflixで観ました。

 

映画「ミスミソウ」公式サイト

 

Youtubeだとこの辺ですかね。


山田杏奈、初主演映画封切りで決意表明「女優として生きていく覚悟ができた」 映画『ミスミソウ』初日舞台あいさつ

 

丸山は邦画の評価は辛口です。ご了承下さい。

 

邦画の良さはホラー、怨恨、仕返し、などに顕著に表れます。それ以外はほぼ観る価値がありません。役者のレベルも低い。監督もダメ。演技ダメ。カメラワークダメ。BGMダメ。どれを取っても良さがない。それが邦画。不気味さなどは映像に映えます。なぜそうなのかは分かりませんが、日本人の国民性や歴史観にマッチしているのでしょう。悲しいですね。

 

さて、本作は、いじめられた上に両親を焼き殺された女子の復習もとい復讐がテーマです。そのつもりで見始めて、途中まではいい感じで進んでいきました。いい味出てます。

 

途中からなんかおかしくなってきました。主人公が全員殺してエンドがこの映画のベストだったと思います。しかし、過去のいじめられっ子が2番手から1番手に繰り上げられたことで、ブス女子が主人公を殺しにやってきます。うーん。。。

 

さらに話はおかしくなります。実はいじめや怨恨以外にもっと大きな問題がありました。サイコパスです。ガチな奴です。終盤になって、主人公の彼氏がサイコパスで親殺しを撲殺で死にかけの祖母に告白します。おや?こいつが一番やばい奴ではないですか?

 

好きな人の事になるとおかしくなっちゃうんだ♪

 

反省の色がありません。サイコパスの中でもかなり上位に来る奴です。微妙に不気味さのある一応イケメンポジション?に妙な配役だなーと顔を見るたびに思っていたところ、最後に納得です。そしてラストバトルはブス女子をサイコが殺して主人公もサイコに刺され、ギリで一発逆転ボーガンブッコミでサイコパス・ジエンド。関係者が全員死んだところで、力尽きて倒れた主人公を画面の中央に置いたまま映像は宙に離れていきます。なかなかきれいな終わり方でした。

 

・・・・・・。

 

って終わんねーのかよ!!

まさかの終わりませんでしたでした。

卒業式で、たえ子が出てきます。どうやら唯一の生存者のようです。ブス女子が勝手に下克上に浸って刺し殺したつもりでいたのですが、実は急所を外しており、生き延びていました。

 

うーん。。。主人公の死で終わればまだましだったのに、なんでこのいらんシーン付けたんだろうか。謎。卒業式手前から流れ始まるエンディング曲も、

 

「ここで来たか邦画のセンスの悪さが!!!」

 

という選曲。曲は悪くない。選曲が悪いw

ここまでのBGMには一切違和感がなく、邦画にしてはセンスはいい方だと思っていました。最後にやっちゃいました。作風台無し。終わりよければ全てよし、終わりダメなら全てダメです。主人公のラストシーン以降は全部無駄。残念な映画となりました。

そして最後の生存者が、主人公と仲の良かった時間を教室で回想。回想シーンではガールズラブかってほど無駄にキラキラ笑顔で密着して窓の外の何かを見て終わります。回想が終わり、彼女は窓に立って同じ何かを見つめます。その先に何が見えているのかは分かりません。

ここまでずっと直接的な映像を展開してきたのに、最後の最後で「想像してよ」っていう、制作者の無駄な意図。これが邦画のダメなところですね。最低です。

 

サイコパス君のシーンもちょっとイマイチです。死にかけの祖母に親殺しを告白するのではなく、爽やかな笑顔で死体の祖母に話しかける方がずっとサイコです。彼はサイコパスというよりただの自制障害暴力依存症です。どうせならもっとちゃんとサイコパスらしく描くべきでした。もっと言っちゃうと、彼氏がサイコパスっていう設定自体無意味。話を複雑にして映画に重みを持たせたかったのでしょう。主人公が全員殺して終わり、じゃ売れないと思ったんでしょうね。でもこの映画って売れましたか?全く名前を聞いたこともありません。今日Netflixで見かけるまでは。

中途半端に重みなんて持たせようとしなくていいんです。面白いところだけ見せたらいういんです。どうせ邦画なんだから名作が生まれる土壌じゃないんです。

サイコパス彼氏じゃなくて、まともな彼氏がそっと支えてくれる反面、復讐の殺人をやめられない主人公、という絵で十分悲惨で、面白いです。

サイコパス設定には非常に疑問です。

燃える自宅に妹を救出に行ってくれたはずの彼氏が実は中で焼け焦げる父親の写真を撮っていたのがばれるっていうシーンをどうしても撮りたかったんでしょうね?でもそういう前触れとかサイコパス予測は伏線がなかったので盛り上がりに欠けました。

そもそも、彼氏の割にいじめられてるの止めに入らないし、学校に来たときぐらいしか会ってないし、これ彼氏って言えるの?っていう謎の存在でした。

主人公が好きっていう感情表現もたぶん一切ありませんでした。

大好きだった彼が実は・・・という表現が生まれないんです。

一応形式的に彼氏って事になってた人が実はサイコパスで。

 

もうちょっと脚本を書くのが上手な人に頼むべきだったか、上の方から無理なシーン追加の指示でも降ってきたか。

 

いずれにせよ、映画は結果です。公開されたら修正が利きません。大幅な変更は不可能です。でも、せめて、主人公が死んだシーンで終わりにしていれば、この映画には70点ぐらいは付けられたかな?と思います。

余計なシーンのせいで、30点未満に落ちました。相当無駄なお仕事をされましたね。ま、スポンサーとかのしがらみで、どうせエンディングテーマは誰のなんて曲を使う、ってのは決まっていたのでしょうし、納得していないスタッフも少なくないのではと想像。それぐらい作風台無しにしています。一番の破壊者は人ではなくあの曲です。残念。

 

最後に、いいところを何点か。

 

復讐を開始した主人公。積雪の中、白パンツに赤のコート。復讐をイメージさせる分かりやすい演出です。登場人物を少なくしたり、土着怨恨を生みやすい「山岳地帯」を舞台に選んだのだろうと思っていましたが、雪の白に血しぶきは映えます。冬を選んだのも、もちろんそういう理由でしょう。この辺のセンスはナイスです。この辺までは輝いていただけに途中からのだめっぷりが非常に残念。

それ以降、着替えずずっと同じ服装だったのもマイナス。

次。デブ役のデブの子の演技が光っていました。

若手俳優(全員未成年?)の演技力なんて大したことはありません。演技といっても、普段の自分にちょっと色を付けただけの「日本の役者」レベルです。しかしデブは違っていました。彼は恐らく普段の自分とは全く別の、作られたキャラをちゃんと演じているのが分かりました。与えられた役を正しく演じていました。彼はかなり評価されるべきだと思います。演技力自体は稚拙です。ただ、自分とは全く別のキャラを演じる、本来役者に求められる技術をちゃんとこなしていたのは彼だけです。ただ、最後にBL的な発言をしたのが意味不明です。主人公にキスしようとするシーンはなかなかの迫力でしたが、その直後にBL発言。いったい何がしたかったのか分かりませんが、死んじゃったので永遠に不明です。

 

最後の最後に一言。

 

映画のタイトル、これでいいんか?違うだろ。

 

邦画にしては面白かった?前半ぐらいまではね。結局邦画の残念さを思い知らされたよ。